2014/06/28
高橋由一の苦闘


飴売り

高橋由一の作品
西洋レアリスムに対する江戸時代人の強烈な憧れを実現したのが明治初期の高橋由一である。
「高橋由一履歴」には、洋画一筋に生きた彼の波乱に富む生き方が手に取るように記されている。洋製石版画を借観せし時から、彼の洋画熱が始まる。のち、蕃書調べ所に入るが、「一ノ趣味アルコト」、つまり芸術的な味わいがあることなどは望むべくもなく、当時の横浜に、チャールズ・ワーグマンというイギリス人画家がいて、伝手を求めて、彼に面会した由一は、ワーグマンの油絵を見て「非凡ナル手際ニ胆ヲ消シ、帰ル道モ忘ル計リ感伏」する。
こうして、由一は江戸から横浜まで歩いて通い、ワーグマンの技術を習得した。
以下、関連リンクを挙げておくので、探求したい人の手助けにしてください。
チャールズ・ワーグマン(Wikipedia)
チャールズ・ワーグマンの『飴売り』
高橋由一とその作品
ワーグマンが見た海
日本近代絵画への道

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tag : 高橋由一 チャールズ・ワーグマン 西洋レアリスム